こんにちは!ころすけ(@Biyou Corosuke)です。
ひとまずスタイリストになれたけど、これからどうすればいい?
そんな方への記事、第3弾。今回は独立編です。
正社員と個人事業主についてはこれ見てな!
独立開業
独立開業の収入や税金に関しては、個人事業主とほぼ一緒なので、今回は開業にあたっての気をつける点や、マインドの部分の記事にしていこうと思います。
美容師はアシスタントをしながらも『いつか自分の店を持ちたい!!』と考えている方も多いと思います。
美容師は誰にでもそれが叶えれられる可能性のある素晴らしい職業だと思っています。
ですが、お店を経営するとなると、お客様を綺麗にして満足してもらうんだ!という意気込みだけではこえられない問題なども出てきます。
色んな情報を頭の片隅に入れておくだけで、いざ決意をする時に格段の差がついていますので、今のうちから考えておきましょう。
社会的信用を作ろう
一般的に、美容室を開業するのにかかる費用は600万〜1000万円必要と言われています。
もちろん自分で全額用意できるのであれば理想ですが、決してお給料の高くない美容業界。なかなか全額貯めるのは難しいです。
いざ開店できたとしても、支払いがキャッシュレスだったりすると手元にお金が入るタイミングが遅かったり、最初は毎月の売り上げの波も激しいです。開店資金以外のキャッシュもしっかり手元に残しておく必要があります。
なので、ある程度頭金が溜まったら融資を受けることが多いです。
融資を受けるには、融資審査があります。その中で職務経歴書が一つのポイントになってきます。
融資をして大丈夫な人かどうかを経歴を見て社会的信用を判断されると言うこと。主に
- 勤続年数
- 美容師としてのキャリア
- どういったお店で働いていたか
- お店での役割
などが審査対象になってきます。なので、少し極端ですが
小さなお店でなんとかスタイリストにはなんとかなれたけど、新規客も少ないし仕事は店長のヘルプばかり・・・お客様の評判は良いしいっそ独立しちゃおうか
といった発想はかなり危険ということ。ゆくゆく融資をしてもらう前提で独立を考えている場合、今の働き方が今後評価されることも知っておきましょう。
自分ブランドを作ろう
独立を考える位な方は、ある程度お客様もついて売り上げも上がっていると思います。
ですが果たして、その売り上げはあなただけであげられたものでしょうか?
今の顧客様の新規の際の来店理由を思い出してみてください。
フリー新規から指名にした方、指名新規からリピートになった方の割合はどんなもんでしょうか?
フリーのご新規様は、結果指名で通ってくれてるにしても少なからず
- 今のお店の立地
- お店の雰囲気
- お店のメニューや価格帯
- お店のコンセプト
がマッチしてのスタートでのお客様です。お店の看板あっての売り上げだと言うことを認識する必要があります。尚且つ今後はその看板を自分が作り上げていかないといけないと言うことです。
上手なだけの美容師はゴロゴロいます。それどころか上手じゃないのに売れてる人もゴロゴロいます笑
そういう人は、自分のブランディングとアウトプットがめちゃくちゃ上手!
自分のお店にとって何が売りになるかを決めて、それをどうアウトプットできるかが肝心です。
- お店のホットペッパーの個人ページの作り方
- クーポンの作り方
- ブログの書き方
- お店で許さてれいるなら個人SNSでの集客
どういった打ち出しが世間に反応がいいか、指名でのご新規様が来てくれるか。
一人でやり始めてから試行錯誤しても、失敗のリスクがめちゃくちゃでかいです。せっかくの雇われのメリットは、
立派なパソコンで高い契約のホットペッパー、メーカーさん、ディーラーさんとの関わり等が今は無償で体験できるということです。
お店に怒られない程度に色々試行錯誤して、自分ブランドをしっかり磨いていきましょう。
今の顧客様に頼りすぎない
独立したら今のお客様、どれだけ来てくれるかなあ?
そう考える方も多いと思います。
ですが、お店をつくるに当たって何かしらコンセプトを考えます。できるだけ具体的に自分の理想とするお店を考えてください。
きっと、
- 価格帯
- 立地
- メニュー内容
- 内装
少なからず今のお店と変えるはずです。より自分を打ち出しやすい、より売れるであろう理想の美容室を作るんですからね。
そうなると、既存のお客様は少しターゲット層から離れる可能性があります。そこを無理に、今のお客様も来て頂きやすいようにメニューを変更したり価格帯を合わせてしまうと、考えの軸がブレてしまって失敗する危険があります。
しっかり自分なりのターゲット層を確立、アウトプットする事でまた新たなご新規様で成り立ちます。むしろそこができないとお店なんてやっていけないと思います。
もちろん顧客様に来てもらうに越したことはありませんが、そこは頼らずにできるように自分の理想をできるだけ具体的に、考えておきましょう。
美容師の前に経営者
今まで雇われの立場だと、評価される点は上手くて、接客も良くて、店販もよく売る。つまり
売り上げ=評価
だったと思います。ただ美容室を作るとなると、それだけでは成り立ちません。一人の経営者として経営を学ぶ必要があります。単純に考えても
売り上げー家賃ー材料費ー人件費ーローンー雑費ー店販仕入れー・・・
これだけ支出の事を計画しないといけないんですから。
満足させられる技術があれば大丈夫!だけでは危険です。どんなに満足度があって売り上げが上がっても、たくさん在庫を抱えたり材料を無駄遣いしてしまっては経営は成り立ちません。
下手でも人を雇える⁉️
人を雇うからにはめちゃくちゃ上手で尊敬させなければいけない
そう考える人も多いようですが、私はそこは問題ないと思います。
人を雇う上で大事なポイントは
- 価値観の合う人材選び
- 任せられる器(自分のね!)
これに尽きるとおもいます。例えば
価値観の合う人材選び
来月から休み増やしたよ!
もっとたくさん出て稼ぎたいなあ…
君も来月から指名料をつけよう!
まだそこまで値段を上げる自信がないなあ…
こんな感じで、価値観が合わないと、お互い気分良く働けません。
価値観のあった人材が募集してきてくれるように、ここでもお店の売りやコンセプトのしっかりしたアウトプットが必要になってきます。
任せられる器
次に人を雇う上で、仕事を任せられるかが大きなポイントになってきます。
スタイリストはみんな、技術に関してはそれぞれプライドを持って働いています。
自分があまりに器用で、出来すぎたりこだわりが強いと
「なんでこうしてくれないの!?」
「なんでできないの?」
「自分の言う通りにしてたら良いから!」
と言うスタンスになってしまいがち。それでは従業員は面白くないですよね。
「そういうやり方もあるんだな!失敗するかもしれないけど、ひとまず任せておこう」位に思える器が必要です。
オーナーを目標としている人は美容師としての技術量も必要ですが、人としての器を磨いておく事を忘れずに!
まとめ
お店を持つにあたって
- お金を借りられる準備をしておく
- 自分自身、お店の売りを考えておく
- 新規客が来てくれるシステム作り
- 経営学を学ぶ
- 任せられる器
これらを今のうちからしっかり学んでおく事で、できるだけ失敗のリスクが減ると思います。
たくさん美容室はありますが、しっかりとした土台を持っておけば必ず成功するでしょう!応援してます!
最後までありがとうございます!では、良い美容師ライフを!